
京都市内に3軒を展開中のTawawaに、2011年5月、新たな店が誕生しました。場所は、JR大阪駅にグランドオープンしたJR大阪三越伊勢丹の地下2階。初めて京都から外に出るTawawa、しかも、商都・大阪とあって、緊張感は一入(ひとしお)です。
新商品『絵巻ろーる』は、京の地に生まれ育ったTawawaのお菓子が、どう受け入れていただけるか、「はじめまして」の気持ちを込め、京都らしさとTawawaらしさを感じられるお菓子を創りたいという思いのもと、開発がスタートしました。
テーマは「京都×5月×親しみやすさ」、そこでイメージしたのは、新緑の5月に新茶の時季を迎える京都・宇治のお茶を使い、気軽に手にしていただけるロールケーキでした。
「お茶を素材に使ったロールケーキ、一見どこにでもありそうなその商品にTawawaらしいエッセンスを効かせるとしたら‥‥?」「お客さまに、おいしい、また食べたいと感動していただけるロールケーキとは‥‥?」商品開発プロジェクトでは、いつものごとく「おいしさ」「感動」「余韻」を念頭に、様々な議論が交わされました。
そこから生まれたのが「今までにない濃厚な抹茶の味わい」「“ロール=巻く”から京都らしい雰囲気を醸す“絵巻物”をイメージした商品の形状とパッケージ」です。菓子職人、パティシエ、フードディレクター、クリエィティブデザイナー、各々の分野のプロフェッショナルが試行錯誤と試作を繰り返し、プロトタイプが完成。ディテールは一気に進みました。
手にしていただいたその時から「違い」が伝わるパッケージ、源氏絵巻を彷彿とさせる和テイストの高級感あふれるパッケージには、いにしえの都びとの四季折々の日常が描かれています。
パッケージをそっと開けたら、まずは香りから。ふわりと広がる豊かな抹茶の風味と落ち着いた緑色が、期待感を最高潮に導きます。絵巻物をイメージをした、上品な細身のフォルム、カットした断面には抹茶スポンジと抹茶テイストのホワイトチョコ・クリームが、なめらかに「の」の字を描きます。
ひと口目で実感していただける抹茶の濃厚な味わいと、しっとり感。ホワイトチョコ・クリームのやさしい甘さ。菓子職人は言います。「生地のしっとり感は、雲龍をイメージしています。小麦粉を使わず、玉子と砂糖、抹茶のみで焼くことにより、潤いある生地を実現しました」。
ちなみに「絵巻ろーる」1本の総重量800gに対し、生地とクリーム合わせて70gの抹茶が使われていることも特筆したいこと。70gの抹茶と言えば、市販の小さい缶入りの抹茶3缶半に相当する量です。数切れに切り分けても、そのおいしさと成分を贅沢に摂り入れることができますね。
Tawawaの新商品「絵巻ろーる」、味わっていただいた方々に「また食べたい!」と感じていただける余韻が残せるや、否や‥‥。JR大阪三越伊勢丹店のスタートと共に、売場を代表する京銘菓として大切に育てていきたい新商品です。